あたしの証【完結】

「今から迎えに行くから!どこ行けばいい?!」

「え?あ、えーーーっと…あたしが行くからいいよ?」

「じゃあ、住所送る!そこに来て!」

「わかった」

「また後でね!」

「はーい」



電話を切ってからあたしは鏡で軽く化粧直しして、部屋を飛び出した。


「出かけてくる!」

キッチンにいるりなさんはどこに?と尋ねて来る。
ゆうやはあたしをただ見つめるだけ。

あたしはりなさんに向かって、ニッと笑うと

「肉じゃがの日になったみたい!」

そう告げた。


りなさんはそれだけで伝わったらしく、にっこりとしてから手を振ってくれた。
ソファーに座ってたゆうやは首をかしげていたけど、説明してる暇はない。

急いでお気に入りのパンプスを履いてあたしは家を出た。


鳴る携帯。
さくやさんからのメール。


【受信:さくやさん
新宿区〇〇〇×-××-×
809号室ねー☆

俺、もう出ないとだから鍵ポストに入れておくね!】


わかったと短く返信して、あたしは大通りに出てタクシーを探す。
すぐにタクシーを掴まえると、行き先を告げた。