あたしの証【完結】

「決まった?」

そう、尋ねられて慌ててメニューに視線を落とす。
そんなお腹空いてないからな。

と、メニューの一番最後のページを開く。
それから、顔を上げると

「決まった!」

そう言った。


「じゃ、店員呼ぶな」

ボタンを押してベルが鳴る。
店員が来るとなつおは注文した。

あたしの注文を聞こうと店員がこっちを向く。


「あたし、チョコレートパフェ」

「ぶっ!」

それを聞いたなつおが吹き出した。


「な、何?」

「い、いや…」


店員は訝しげにあたし達を見ながら注文を繰り返し、また別の注文を取りに行った。


「あれだけでいいの?」

「うん。お腹空いてないし」

「ってか、ガリガリなんだから食えよ」

「ええ、どこが」

「逆に聞く。どこが太い」

「こことか、こことか?」

「いや、まじもっと太れ」



そう言うと、なつおは再度ボタンを押す。
そして、来た店員に色々注文する。

店員が去った後

「残したらお前のおごりな」

ってにやりと笑う。


「はっ???」


えと。
今のあたしの所持金、確か。

3000円?

足りない。
無理。
でも、食べるの無理。



「あははは!まじお前面白れえ!うそうそ。残してもいいよ。」

「それも、なんかむかつく」

「なんだ、それ」

「…今回はおごられるから次回、あたしおごる」

「…それは次も会いたいってこと?」