あたしの証【完結】

ゆうやはあたしを抱き締めたまま。


「ありがとう」


そう、優しく囁くように言った。



ありがとうだなんて…
あたしの方が感謝してもしきれないのに。


あたしが。
このあたしが。

誰かの役に立てるなんて。



そんなこと思ってもみなかったから…。

あたしに沁み渡る。




そして、またじわじわと涙が押し寄せた。