あたしの証【完結】

「あかり…どうした…?
親になんか言われたのか…?」


ゆうやはあたしの泣いてる理由を親だと勘違いしてる。
ゆうや、違うんだよ、違うの。


「ちが、!…っ…」


あたしは泣きすぎて声にならない。


「……」


ゆうやは抱きしめて、優しく撫でてくれる。


「あかり」


ゆうやがあたしの名前を呼ぶ。
真っ直ぐ強く。

その声に、俯かせた顔を上げてゆうやを見た。


「俺、今まで散々女には冷たかった。
理由は前にも言った通り、ねーちゃんの所為。
だから、どんなに泣いてても俺には関係なかった。
むしろ、うざくてどっか行ってもらいたかったぐらい」


そういうと、ゆうやは軽く笑う。
だけど、すぐ真面目な顔になって


「だけどな、あかり。
お前は違う。

俺、ねーちゃん連れ子って言ったじゃん?
本当は俺が連れ子だったんだよ。
ねーちゃんはきちんとした両親の子供。
俺は父親の連れ子。

ねーちゃんは父親が再婚相手と浮気した時に出来た子供」


あたしは何も言えなくて、ゆうやを見ることしかできない。