あたしの証【完結】

気付いたらあたしはゆうや達と生活して一年が過ぎていた。

ゆうやとりなさんは相変わらずの仲良しっぷりで。
あたしも前と変わらない仕事をずっと頑張っている。
周りにも信頼されてきて、仕事も大分任されるようになっていた。

ただ…変わったのは。



あたしの体にタトゥーが彫られたこと。


最初に耳の後ろに入れたタトゥー。
そこには蝶が刻まれている。



ゆうやにお任せで彫ってもらった。

「男に頼らない女」

ゆうやはそう、教えてくれた。
あたしにぴったりだとゆうやは付け加えながら。



それから胸にも入れた。
胸と胸の間にデザインしてくれた十字架。

イエスキリストを象徴する十字架。

あたしは。
愛してるから助けたい。
そんな想いを込めて入れた。



皆の身代わりになったキリストは人類を愛していた。
だから身代わりになってむごい姿になった。

そんな風に。
あたしも愛していけたら。



もしかしたらひねくれた愛なのかもしれない。
だけど、直球のどでかい愛情。
そんな感じがして。




ゆうやはあたしの思うように。
あたしが思い描いたように入れてくれた。