あたしの証【完結】

あかりSide
――――――………


「そして、今に至るんだ。」

「……」

あたしはさくやさんの言葉を逃さないようにじっと聞いていた。


「一回、ゆうやさんに聞いたことあるんだ。
彼女とかいないんすか?って。
その時のゆうやさんの瞳、今までにないぐらい怖くてそれ以上突っ込めなくて」

「……」


ゆうやは。
あたしの思ってる以上に…
色々あるんだろうな。
モテるってことは…ゆうやにとっては全く嬉しくないことであって。

それがゆうやを少しずつ苦しめていて。



だから…
ずっとりなさんがいるのかな。

りなさんがいないとゆうやはきっと、本当にダメになりそうな気がする。


“あいつだけなんだ。
俺のこと理解してくれて、俺を許してくれて。
俺、あいついねーと無理だわ”

そう、言うゆうやの言葉は本当なのだろう。



「だから、さっきゆうやさんがあかりちゃんに話しかけてる時の笑顔見て…。
なんか、俺羨ましくなっちゃって」

「…あたしのこと?」

「うん。
だって、あんな顔俺見たことないから…」


……まだ会って一日のあたしがあの顔を見れるのは。
きっと、あたしがまだなつきを好きだから。
あたしがなつき以外興味がないから。


「だから、ゆうやさんのことお願いします!」

「…へ?」

「俺、ゆうやさんいつか倒れちゃうんじゃないかって心配で…。
最近、顔色とかよくないんすよ」

「そうなんだ…」

「だから、支えててあげてください」

「うん…」


これは…りなさん言ってあげたいな。
でも、そんなこと言わなくても…
二人はわかってるんだろうな。


きっと。

そんな理想の二人だから。