あたしの証【完結】

それから俺はがむしゃらに働いた。
俺を気に入ってくれたゆうやさんのためにも、俺の為にも。


時には怒られながら、徐々に俺はナンバーを取り始めて、いつの間にかNo2にまで上がっていた。

女といる時のゆうやさんは、いつも笑顔だった。
だけど、いつも“笑ってなかった。”


瞳は全く笑ってなかった。


だから、ゆうやさんが誰かと枕したとかそんなこと昔も今も聞いたことなかったし、あれだけ周りに女がいるのに本気の彼女の話とかも聞いたことなかった。


ゆうやさんの過去も、ゆうやさんの私生活も。
誰も知らなかった。
一番太い客の女ですら。


それほど、ゆうやさんは皆に線を引いて接していた。


俺はゆうやさんをもっと知りたかった。
俺の目標になった人。
俺が今Noを取れたのはゆうやさんが俺を信じてくれたから。





だけど、ゆうやさんが俺に心を見せてくれることは一度もなかった。