「君、言葉分かるかい?」


「言葉は分かるだろ、さすがに」


「でもねぇ」




肩にいる小鳥を撫でながら答える男




「………ヤダ」


「ん?」


「まだ………きぇたく…ぃ」


「えっ?」


「お主今『消えたくない』と言ったか?」


鳥がそうつぶやく