何度も私の口を塞ぐ橋本くんに、気付けば私はしがみついていて 「帰ろうか」 すると、頭がぼーっとしてる私とは反対に 余韻も残さず立ち上がる橋本くん。 私も慌てて立ち上がろうとしたら、 「ふひゃ……」 足に力が入らず、立てなくなった。 「腰抜けたの?」 こくこくと頷いて橋本くんを見ると 「はぁ……。」 とため息をついて、背中を見せた。 ?? 「乗って。」 えっ!!おんぶですか!! 今日の橋本くんサービスし過ぎなんじゃ……。