橋本くんと肩が触れるくらいの近さに座る私。

ドキドキ

チラッっと橋本くんを見てみると、表情を変えずにただ本を読んでいる。


むぅ。
ちょっとくらい照れたりしてくれてもいいのに

あっ!いいこと思いついた!


ツンツン

ちょっとイタズラしちゃえ。

私は、橋本くんの肩を指でツンツンとつついてみた。


すると、

ギロッー

びくっ。


「笠本さん、邪魔するなら

出て行ってくれる?」

ううっ、怖いっ……。

ギロリと睨む橋本くんの姿が。