私が下を向くと橋本くんは、

ぐいっー、

と私の手を持って立ち上がらせた。


うあぁぁあ〜

なんか今、王子様みたいだった!!

てか、橋本くんってこんな事する人だっけ?

なんか、なんか

これはデート期待出来そうじゃないっすか!

すっごい楽しみ〜。


呆れる橋本くんとは反対に、私はすごく浮かれてた顔をしていた。