だってさ、知っててくれただけじゃない。 「橋本くん、ケーキ嫌いじゃんか」 それなのに、 こんなに高いケーキ屋さん予約までしてくれちゃって 「うん、嫌いだけどね。 誕生日って言ったらケーキじゃん? それに……朝村さんに1度でいいから 行ってみたいって言ってたでしょ」 そんな事まで聞いてくれてたなんて。 もう、夢みたいだよ……っ。 「ケーキはもう頼んであるから」 橋本くんがそう言ってお互い席に座ると ちょうどケーキが運ばれてきた。