「痛いっ、」 力を入れられそう言葉をもらすと 橋本くんはちっ、と舌打ちをして 男を睨み付けものすごく、ものすごく 低い声で言った。 「汚ない手で触ってんじゃねーよ」 男のお腹を遠慮なく蹴りあげて、倒れる姿を冷たく見ると 男はうずくまっていた。 そして橋本くんはいつもの怖い笑顔で 「とどめは何がいい?」 と聞く。 「まじで、悪かったって……」 お腹を押さえながら言う男に 「遅えーんだよ」 遠慮なしにとどめに一発蹴り上げた。 男は蹴られた所を押さえながら逃げていって