そしてにっこり笑う笠本さんをおいて帰り出す。 いつからかこんな日常が習慣になっていった。 毎日屋上に来ては僕の左側に座り、20分もしないうちに左肩に体重がかかる もう寝たんだ。 なんて本を読みながらチラ見して すやすやと気持ち良さそうに眠っている笠本さんを見て安心するんだ。 なんだろう、この気持ちは この心臓の奥が温かくなる気持ちは 僕はその気持ちに戸惑っていた。 気持ちだけじゃない。 最近、ほんとにおかしいんだ。