やっぱりそれは、聞いときたいかな。

「特別な人?

決まってるじゃん、そんなの」

ドキドキ、


「家族かな」


か……家族ぅ!?

そりゃ、家族は特別だけど……

そう言う事だったの?

私が肩を落とすと、それを見て橋本くんはくすくす笑った。

「なーんてね」

そして、橋本くんは立ち上がり私の手をぎゅっと繋いだ。


けっきょく教えて貰えなかったけど

いいんだっ。

だって今日すごくラブラブ出来たから。


だから、信じてたんだ。

幸せいっぱいの時に、嫌な方に進んで行ったりしないってーー