昨日いくら泣いたって、橋本くんの事を考えたって 結局私が橋本くんを好きな事には変わり無いわけで 考えた末、 それなら、三枝さんにはっきり自分の気持ちを言って前に進むべきだ。 と決めた。 ただ、昨日は橋本くんから逃げてしまったため 教室で会うのが気まずい。 朝も目を合わすことすら出来なかったし……。 放課後になり、私は屋上に行くよりも先に 図書室に向かった。 たぶん、ここにいると思うから。 ガラっ― 戸を勢いよく開けると 「何だ~結花ちゃんかぁ、葵くんかと思った」