…………。 橋本くんの目線の先には、雪を出す機械があった。 橋本くん、ムードなさすぎます。 でもまぁ、いっか! 今日一緒に過ごせただけで、幸せだったから。 「橋本くん!今日はありがと」 ニコッと笑ってそう言うと、橋本くんの表情が少し変わった。 「まだ帰すなんて言ってないよ」 えっ…………? 聞きかえそうとした瞬間 私はぐいっと引っ張られ、前に傾いた。 「ふ……っん。」 寒い空気の中、温かい唇が重なる。