パニックになった私に橋本くんは 熱っぽい顔で見てきて、さらに私を追い詰める。 「あ……えと、待って……」 慌てて私はそう言うけれど、 「もう待てない。」 と言われてしまい うそっ!どうしよう! 私ついに大人の階段を上っちゃうの? そう覚悟してぎゅっと目をつぶると 「お腹すいたし、食べていいよね? そのケーキ」 へっ……、ケーキ? 食べていいって…… 「ケーキの事だったの!?」