「クリスマスイブ、相手の家とそろったらもう……

ーーでしょ」

私の耳の横で小さな声でそう言う。

それは美羽ちゃんも声の大きさを配慮するほどの衝撃な言葉だった。


「◇▲○□~っ!?」

言葉にならない声を発しながら顔を赤くする私。


そんなの、絶対嘘だよ……。

ほら、橋本くんに限ってそんなこと、ないない。

うん、ないって。


そう思いながら橋本くんをチラ見すると、

「ーっ。」

目が合った。

ど、どうしよう。
めっちゃ緊張してくるんですけど!


私はこの後、クリスマスイブまでずっと

ドキドキしながら過ごすハメになったのだった。