「俺は・・・愛理と雷を守ってやりてー」
「それは、う、嬉しいけど・・・」
「昨日コンビニで会ったとき、愛理は俺たちを見て何の興味も示さなかった。フッ、それどころか、タバコを売らないと言った」
た、たしかに言った・・・うん・・・
「俺たちを見て、そんな態度をする奴はいねーんだ。女は・・・媚を売ってくるか、怖がって逃げていく・・・そんな奴ばっかだ。本当・・うんざりする・・・」
音弥が目を細めてそう言った
私は思わず音弥に抱きついた
急に抱きついた私にビックリしたのか、音弥の体がビクッとなった
「音弥・・・寂しかったでしょ?」
「どうだかわかんねーけど・・・・・・愛理には俺を知ってほしいと思った」
私は音弥の胸に埋めていた顔を見上げて言った
「うん・・・私も知りたいよ?音弥の事・・・」
すると、みるみる音弥の顔が赤くなっていく
ん?風邪・・・かな?
「音弥?大丈夫?顔が「見んじゃねー」
私の声を遮った音弥は、私の目を手で隠した

