愛証~NO1に愛された姫~



学校の近くまで来ると、人通りの少ないところで車を止めてくれた


お礼を言って降りようとした私を止めた音弥の手には携帯が握られていた


「教えろ」


教えろって・・・携帯の番号かな?


「ん?携帯?」


「あぁ、連絡取れないと困んだろ・・・色々・・・」


色々・・・ね・・・


そうだよね!せっかく友達になったんだもんね!!


私は携帯を取り出して赤外線した


「俺のも」


そう言って音弥の番号とメアドが送られてきた


登録を済ませた私は「ありがとう」とお礼を言って車から降りた


すると音弥はスーっと窓を開け


「帰りも迎えに来るから、終わったらここに来い」


「えっ!さすがに悪いからいいよ」


と私は断ったんだけど、そんな事は通用せず「ここに来る」と約束させられた