ほとんど着崩されてて、よく見ないと制服だと気づかないくらい・・・
気になった私は冴島さんに聞いた
「冴島さんはどこの学校ですか?」
「龍昇(りゅうしょう)だ」
龍昇なんだ・・・
確かにうちの学校と近いけど、龍昇は県一の不良高
「確かに近いですね」
「あぁ、それと名前で呼べ」
ん?と首を傾げる私に冴島さんは
「俺も愛理って呼ぶ」
あぁ・・・なるほど!!
「わかりました!じゃあ音弥さんで」
「ちげぇ、音弥でいい」
「本当にいいんですか?」
と聞く私に、微かに口角を上げた冴島さん・・・じゃなくて音弥は「あぁ、そっちのがいい」と言った
やばっ!!今の・・・カッコイイ・・・
この時すでに、私は恋に落ちていたのかもしれない・・・

