「このままだと息子さんも浮かばれません」 瑠諏の言葉に反発するように武は背広の内側から銃を出して早苗のこめかみに銃口を突きつけた。 「あ、あなた?」 早苗は現状を把握できず、目を白黒させている。 しまった!凶器に使った銃を持っていたのか! サトウは腰に巻いていたホルスターから銃を抜き、原田もあとに続いて銃を構えた。 「近づくな」 武は早苗を引きずって後ずさりする。