「わかりました。でも、息子さんがドラッグを吸っていたことはご存知でしたか?」 瑠諏は真顔で尋ねた。 とてもじゃないが配慮が感じられない質問の仕方だった。 「浩輔がそんなことするわけないわ!ねぇ、あなた?」 早苗はすぐに異をとなえ、武に同意を求める。 「そ、そのとおりだ。浩輔にかぎってそんなことはしない」 ほんの少し間をあけて武が答えた。早苗が憤慨しているのに対して冷静だ。