「どうして父親だと決め付けることが……」 「いま、父親はどこに?」 原田が意見を言い終らないうちに瑠諏が尋ねる。 「息子が搬送された病院ですけど」 「すぐ行きましよう」 原田の答えを聞くと瑠諏は歩きはじめた。 「待て!」サトウが慌てて呼び止め、厳つい顔で尋ねた。「証拠はどこにある?」 「私の脳から送信された映像の中にあります」 瑠諏はこめかみを指でトントンと突いた。