「この世で最期に聞いたのがジイさんのつまらないダジャレで悪かったのぉ~」 頭から血を流して倒れている篠田レミを哀れむことなく、老人は視線を振り下ろす。 「知事、おケガは?」 表を見張っていたSPが銃声を聞きつけて飛んできた。 「大丈夫だ。それより掃除を頼む」 「はい」 「これからもっと忙しくなるぞ。なにせ吸血鬼どもの一斉浄化がはじまるんじゃからな」 日本州知事が享楽する笑いは延々と続いた。 【終幕】