「まだ体力は有り余ってるみたいだな」 「知らないと思いますが、私は味覚がすぐれているのか血の味であなたのことを思い出すことができました」 ジョン・ドゥの歪む顔を見上げて瑠諏は満足気に頬の筋肉を緩めた。 「それはよかった。しかし、君は無駄に不利な状況を作っただけだ。舞台上のおれは無敵だ」 「それは知らなかった」 「ご希望どおり舞台へ連れていってやる」 瑠諏はジョン・ドゥのいざなう舞台へ招待された。