瑠諏が覚醒すると、見知らぬ2人組の男たちが由貴を抱えて棲家から出ていこうとするところだった。 「とまれ!」 瑠諏が張り詰めた声で呼び止める。 背の低い男が「チッ」と舌打ちして、ガッチリとした体格の男は由貴を肩に担いでいた。 血液バッグからもれた血が床一面に広がり、由貴が抵抗した形跡が見られる。 「不法侵入は許してあげますから、その人は置いていってください」 「この女をかばう理由がおまえにあるのか?」 背の低い男が振り向く。 丸顔の中年オヤジだ。