「わかりました」
瑠諏はとりあえず由貴を棲家へ入れることにした。
「商売してるの?まさかね」
由貴が元カフェの店内を見回して自問自答する。
「私のことより、親について話してもらいましょうか」
「せっかちね」
由貴は唇を尖らせてスツールに腰を下ろし、瑠諏は腕組みをして聞く体勢をとった。
「30年前くらい前に小さな隕石が落ちてきたの。それを偶然拾った女の子が隕石に触れると岩盤が剥がれて中から茶色い卵が姿を現したのよ。こっそり家に持ち帰ると卵からちっちゃい恐竜のような生き物が生まれて、女の子は秘密の地下トンネルでそれを育てたの」



