サトウは個人的見解と言いながら連邦捜査官が宮路由貴を連行中になんらかのトラブルに巻き込まれたことから、残りの捜査官の安否も気にかけていた。 「違うわよ!ねぇ、しばらく匿ってくれない?」 由貴は憤慨したあと、急速に表情を変えて悲壮感を滲ませる。 「無理な相談です」 「ねぇ、お願い。私、ひどい目に遭わされたんだから」 「自業自得ですね」 瑠諏は冷ややかな視線を送る。 「警察に突き出すつもり?」 「そのとおり」