真っ白い肌と黒髪が印象的な若い女。 「宮路由貴?!」 瑠諏の口からその名前が出てきたのは、ぼんやりとした宮路由貴の記憶が事件現場でサトウと会話してある程度回復することができたからだ。 かみ合わないながらも昨日の宮路由貴との出来事を話しているうちに思い出した。 「覚えていてくれたんだ」 宮路由貴の顔がパッと明るくなる。 「仕返しにでもきたのかな?」 瑠諏は見てきたばかりの事件現場のことを頭に浮かべて訊いた。