事件を解決する報酬とはいえ、人間の貴重な血液を裏でコソコソ取り引きする根性が許せないし、自分自身にも腹が立っていた。 こんなことをしていたらそのうち誰かにバレる。 そうなると吸血鬼は人間社会から迫害を受けることになりかねない。 「おまえだけ特をする無茶苦茶な取り引きが成立するわけないだろ」 ジョン・ドゥは呆れたように妥協案を蹴った。 「そうかもしれませんね。でも、従ってもらわないと困ります」