我に返った瑠諏は疲れなど一気に吹き飛んだ。 カウンターを飛び越え、業務用で観音開きの冷蔵庫を開けた。 中はびっしりと四角いビニールの血液バッグが何層にも積み重ねられている。 こんなにたくさん? 政府から支給される量をはるかに超えた血液が冷蔵庫の中を埋め尽くしていた。 宮路由貴とやってることは同じじゃないか……。 自分に潜んでいた欲と吸血鬼の性を知った瑠諏は凍った血液バッグを冷蔵庫から次々と乱暴に放り投げた。