瑠諏は一瞬うなずこうとするのをやめて篠田レミから視線を逸らした。 「まぁ、いいわ、能力のせいで覚えてないのね」 そう言うと篠田レミは赤い液体の入った細長い試験管を差し出した。 「お食事?」 瑠諏は小首をかしげる。 「食事にしては量が少ないでしょ」 篠田レミは口元を手で隠しておしとやかに笑った。