「あなたは貴重な存在なのよ。そのことを自覚しなさい」 篠田レミが屈んで、椅子に座っている瑠諏に視線を合わせた。 「吸血鬼の数が増えると人間の血液の量が圧倒的に不足することになるわ。だからあなたは自分の能力をうまく活用して血液を手に入れなさい」 諭された瑠諏はコクリと首を縦に振る。 「それから今日はあなたにプレゼントがあるの」 「なにをくれるの?」 はじめて幼い瑠諏が台詞を言った。 「あなたは自分がどうやって生まれたのか知りたいって私に言ったこと覚えてないかしら?」