試してみたい妙案が浮かんだ。
前々から自分の血を舐めてみたいという葛藤はあったものの、踏み切れずにいたのは吸血鬼の血を吸ったことがなかったからだ。
体がどうなるかわからないし、自分本来の血がどれほどの割合で残っているのか不明で輸血してくれた人間の舞台しか見れないのではという諦めもあった。
この程度なら大丈夫だ。
宮路由貴の血を吸ったことにより免疫ができたはず。
これ以上体調を崩すことはないだろうと瑠諏は決断した。
コートの袖を捲り、露出した白い肌に乱杭歯の先を突き立て皮ふを貫通し、雫のような血を出すと舌で転がしてきれいに舐めた。



