その反応を見てサトウは微笑みながら言った。 「慣れてきたな」 「そうですか」 原田は頭を掻いて照れた。 「初めて2人で担当したバラバラ殺人の現場でおまえ吐いただろ?」 サトウがからかうように訊く。 「あのときはちゃんと我慢して現場から離れて吐きましたよ」 「あたりまえだ」 原田が両手で口を押さえながら走っていく姿を思い出してサトウが噴出しそうになった。 「でも、これだけ事件が続くと家に帰れる日がいつになるのかわかりませんね」