吸血鬼は淫らな舞台を見る



 宮路晋吾は決まった時間に家を出て、決まった時間に帰るという面白味のない生活を本当に繰り返していたのか再確認する必要性があった。


「生真面目な男さ。休みの日も一歩も外へ出ない」


「他の人との接触はなしか……」


「なにかわかったか?」


「だいたい絞れてきましたよ」


「本当か?」

 サトウの声が上擦る。