「その車が宮路家付近で目撃されている情報があるんです。そうですよね、サトウさん?」
「ああ、おまえの車の目撃情報は立証済みだ」
サトウは急に尋ねられたが、瑠諏が血を舐めて見た舞台に関連づけて芝居を打ってきたことを把握してなんとか調子を合わせた。
「ずっと宮路家を見張っていたのは認めますね?」
瑠諏は強い口調で尋ねる。
「せ、先週までな……それが犯罪になるのかよ」
倉成はうろたえながらも自分が潔白であることを主張した。
「宮路晋吾さんは朝会社へ出かけてから真っ直ぐ家に帰る生活を続けていましたか?」
瑠諏はさっき見た舞台を思い出して訊いた。



