瑠諏は舞台を見終わったあと、眉間に深い皺を刻んだまま倉成に尋ねた。 「軽自動車を所有してますね?」 「わ、悪いのかよ」 倉成が怯えながら答える。 目を赤くしてなにかにとり憑かれたような表情で突っ立っていた瑠諏の姿が、不気味だったようだ。 「ナンバーはNのKJ-502に間違いないですね」 「免許を持っているおれが、車を運転したら駄目だっていう法律でもあるのか?」