★ ★ ★ 赤を基調とした椅子に例のごとく座らされている瑠諏は視線を舞台に集中させた。 登場人物が少なく、動きのない舞台だった。 事件に繋がるヒントが必ず隠されていると信じて見ていないと、わずかな変化に気づかずに見過ごしてしまいそうだった。 倉成が軽自動車に乗り込み、ある一軒家を見詰めているだけの風景。 宮路家だ。