「その心配には及ばない。開けろ!」 サトウが低い声で高圧的に出ると倉成はすんなりドアを開放した。 倉成は潔白だと証明したいらしく、家宅捜査の令状を見せろとも言わない。 「失礼する」 「勝手にどうぞ」 倉成の自信ありそうな表情は瑠諏が横をすり抜けようとすると急に消えた。 どうやら一瞬でただならぬ気配を察知したらしい。 「なにか顔についてますか?」 じっと見られていることに気づいた瑠諏が楽しそうに倉成に尋ねる。 「あんた警察の人?」 「いいえ、アドバイザーです」