「これは君が買った絆創膏だな」 サトウは瑠諏が宮路家の書斎で見つけて舐めた有り触れたタイプの絆創膏を見せた。 「そんなのどこの薬局でも売ってるだろ」 「この絆創膏は宮路晋吾の家にあった」 「誰だ?宮路晋吾って?」 倉成は大きく首をかしげたが、口元からわずかに白い歯がこぼれていた。 「さっき来たとき写真を見せた男の名前だよ。もう一度見せようか?」 「別にもう見たくない。ところでその絆創膏がおれのものじゃなかったらどうやって詫びるつもりだ?」