吸血鬼は淫らな舞台を見る



 外観とは違い内装はログハウスと見紛うほど、壁と天井が木目調で床もフローリング。


 粘着シートで補っているのかと思ったら、木の香りがして本物の木材を使っている。


 リビングに通され、3人は長椅子を勧められた。


 表から想像したとおり斜め上から差し込む陽射しが、部屋に明るさをもたらしている。


 コーヒーをお盆にのせて由貴がやってくると、さすがに空気は沈む。


 膝丈くらいの高さのテーブルに3人分のコーヒーを置いて向かい側に座っても、彼女は下を向いたまま。