折り返し連絡があって倉成仁の住所が伝えられたのが14分後。


「わかりました。ありがとうございました。

 原田が居残り組に礼を言ったとき、3人はすでに車の中で待機していた。


「じゃ、行くか」

 サトウの掛け声で原田は車をスタートさせた。