「それは出来ない相談だ。というより不可能な相談だ」 「はぐらかすな」 「本当だ。おれもよく知らないんだ」 「嘘をつけ!」 「さっき、君を信頼していると言ったばかりだろ。それにいずれ歴史が証明してくれることになる」 「まぁ、いい」 老人は興奮した自分を恥じるように下を向く。 「そんなに知りたければ、おれたちの仲間になれよ」 男は乱杭歯から粘り気のある涎を垂らした。