覚醒した瑠諏は独り言をもらした。 「こんなに無意味な舞台を見たのは初めてかな」 「どういうことだ?」 サトウがいままでにない瑠諏の反応を心配する。 「血を流す現場を見ることができませんでした。見たのは赤十字社血液銀行のバスで献血する太った男です」 「おまえの能力も空振りすることがあるんだな」 サトウは驚きを隠せない。 「ここに残された血液は私が見た太った男のモノだということは間違いないと思います」