「吸血鬼に容疑がかかっている事件を担当することになったら仲間のためにその吸血鬼が嘘をつくかもしれない」 男が探るような目つきで忠告をする。 「君を信頼しておる」 話し合いの先に光が見えたからだろうか、老人は短くなって煙が出なくなったタバコを手から滑り落とした。 「ありがたいね」 男は鼻で笑った。 「話は少し変わるが、君たちの生みの親は誰なんだ?どこにおる」