村尾の足に狙いを定めていた目が血走る。 「なんで吸血鬼と刑事が一緒にいるのか知らねぇが、民間人の命はちゃんと守ってくれよな」 見透かされたように念を押され、サトウは感情を制御することを放棄しつつあった。 銃口を上げ、標準を村尾の眉間に定めながら静かに歩み寄る。 後ろから押しているのは原恵美子と父親の思い。 「お、おい、無実の人間を撃つ気なのかよ」 村尾が怯え、後ろに下がる。