吸血鬼は淫らな舞台を見る



「結果は電話でお伝えします」


「できるだけ早く連絡おくれよ」

 お婆さんは瑠諏をすっかり信用したらしく、自分の孫に話しかけるみたいに穏やかな顔になっていた。


 店を出るとサトウが開口一番尋ねた。

「そのペンケースはいつも持ち歩いているのか?」


「いいえ、サトウさんから連絡をもらってから必要になると判断しました」

 瑠諏はいつもの涼しげな顔で答えた。